UEFA Champions League 第6節 Juventus VS. Bayer Leverkusen 

◇結果

Juventus(A) ー Bayer Leverkusen(H)

2-0

 

75min ディバラ→ロナウド -0

91min ディバラ→イグアイン -0

 

◆スタメン

Juventus

GK ブッフォン

DF ダニーロ、デミラル、ルガーニ、デシリオ

MF クアドラードピアニッチ、ラビオ、ベルナルデスキ

FW イグアインロナウド

 

太字は前回の公式戦から引き続きのスターティング選手。

 

交代

66min ディバラ IN ベルナルデスキ OUT

85min マテュイディ IN ラビオ OUT

92min ムラトーレ*1 IN クアドラード OUT 

 

 

Bayer Leverkusen

GK フラデツキー

DF L.ベンダー、ドラゴヴィッチ、S.ベンダー、シンクラーフェン

MF ベララビ、デミルバイ、アランギスディアビ

FW ハフェルツアラリオ

 

※太字は前回対戦時にスタメンだった選手

 

  

交代

66min バウムガルトリンガー IN デミルバイ OUT

66min ベイリー IN ベララビ OUT

82min フォラント IN アラリオ OUT 

 

◇試合展開

Juveは前回の国内リーグ戦より、GKを含むDFラインを丸ごと変更。これまで特に出場機会に恵まれなかったデミラルルガーニのCBコンビとなったことがポイントと言えるだろう。また中盤にも目を向けると、サッリ体制下で初めてクアドラードがIH起用されたり、およそ1か月強ぶりのラビオのスタメンなども注目となった。スタメンに多くの選手の入れ替わりはあったものの基本陣形は変わらず4312

一方、Leverkusenは前回対戦と比べて選手も陣形も変更があったように見える。ハフェルツのポジショニングにより4411⇔442のような陣形で、サイドにスピードとテクニックのある、ベララビディアビを配置し、前半は特に彼らのサイドアタックを起点に決定機を作っていた。

10分ごろにはお互い決定的なチャンスが訪れる、Juveはダニーロアーリークロスを起点に裏に上手く飛びぬけたイグアインからボックス内にグラウンダーのクロスが供給されるが、ロナウドがこれに惜しくも届かず。直後のプレーではクアドラードが中盤でボールを失い、ショートカウンターからディアビの強烈なミドルシュートがJuveの右ポストを叩いた。

Juveの前半は後手に回る展開が続き、終始Leverkusenに押され気味だったが、デミラルやルガーニといったCB陣の活躍でなんとか耐え抜いた印象。シュート数の比較で見ると、Juveはわずか3本(枠内0本)に対してLeverkusenは13本(枠内1本)である*2。しかもそのうち6本はボックス内で打たれているのでいかに攻め込まれていたのか分かる。

後半Juveは、特に右のIHのクアドラードとRSBダニーロの関係性が改善されたように見え、前半と比べて右サイドからの攻めを構築できていた。Leverkusenは前半ほどの勢いを見せることができず全体的に落ち着いた後半となった。その証拠にあれだけシュートを放っていたLeverkusenであったが、後半は67分になるまで1本も打っていない。

50分には左のハーフスペースでのベルナルデスキのボールキープから最終ラインを抜けたロナウドがパスを受け、ゴールを決めるがオフサイドで取り消し。

65分に両監督が動き、Leverkusenのボス監督は、サイドアタッカーの一枚であった、ベララビを下げ、ベイリーを投入。さらにデミルバイに代えてバウムガルトリンガー。この際左サイドにいたディアビが右サイドにポジションチェンジ。ベイリーが左サイドに入った。一方、サッリ監督はベルナルデスキを下げ、ディバラを投入し攻撃的なカードを切った。

75分にはサッリの交代策が効いたか、ピアニッチの裏のスペースへのフィードが起点にディバラロナウドのホットラインが機能し、Juve先制。さらにロスタイムにはダニーロのロングボールからディバライグアインのコンビネーション噛み合い、最後にはイグアインがシュートをゴールに突き刺し追加点。JuveがCLの最終節をクリーンシートで飾り、勝利で終える。

 

◆感想

デミラル・ルガーニのCBコンビが

奮闘しクリーンシートに貢献!

 

f:id:Arrow-bianconero:20191213194703p:plain

特に前半は良く耐えてくれた、このお二人!

 

・控えのメンバーが健闘!きっちりアウェイで勝利を掴み取る

消化試合だった今節でなかなかモチベーションが上がらないであろう中、選手たちはよくやってくれたかなと思います。特に前半はかなり攻め込まれるなかで、DFラインが総入れ替えされたなかでよく耐えたなと思います。サッリ体制になってからはクリーンシート?なにそれオイシイノ?状態が多いわけですが、やっぱり無失点で勝つのは気持ちいいなと改めて思った。

 

・どうだった?クアドラードのIH

アッレグリも時々採用していたクアドラードのIH起用ですが、今回はケディラもベンタンクールも離脱中ということでサッリも試していましたね。ぶっちゃけ、筆者の見た感じでは前半は微妙だったかなぁ。けっこうボールロストしていた気がするし。しかし、後半はダニーロとの関係性が非常によかった。普段からRSBをやってるからなのか、ダニーロがオーバーラップをしたら使ってあげたり、逆にダニーロがワイドに張ってるときはパスをもらいにいったりと効果的な動きが多かった気がする。

 

・おわりに

さぁ、いよいよ今年も残すところ3試合となりましたね。国内リーグ戦のUdinese、Sampdoriaと対戦したあとにトリを飾るのはLazioとのイタリア・スーパーカップです!カンピオナートでは現在2位につけているので、国内リーグ戦は決して軽視はできないですが、なんと言ってもタイトルのかかってるビッグゲームには目が離せないです。しかも、すでに今季1敗を喫しているLazio相手なので余計負けられません。というわけで弾みをつけてもらうためにもまずは今週末のUdinese戦きっちり勝っていただきたいですね!

Udinese戦は日本時間で12/15(日)23:00キックオフとなります。今のところDAZNでの配信予定はなさそうなのでスカパー!での配信となりそうです

*1:トップチームデビューおめでとう

*2:whoscored.comより