セリエA 第1節 Juventus VS. Parma
◇結果
Juventus(A) ー Parma(H)
1 ー 0
21min A・サンドロ→キエッリーニ 1 ー 0
◆スタメン
GK シュチェスニー
交代
63min ケディラ → ラビオ
71min コスタ → クアドラード
83min イグアイン → ベルナルデスキ
・寸評
メンバーはほぼアッレグリ時代の昨季のスタメンを踏襲していた。陣形も同じように433を採用していたように見えたがロナウドが中に絞りまくって実質左のウィングが不在だった。
◇感想
我がカピターノのゴールにより新シーズン開幕!!!
いよいよ今年も始まりましたセリエA!今季もブログ更新毎試合やっていく所存ですのでよろしくお願いします~。
まずは細かいところに行く前に今節のパルマ戦で個人的に感じた、良かったところ、悪かったところをざっとまとめようかなと思います。
良かったところ
・試合に勝てた(白星スタートは重要!)
・無失点
・デシリオが攻守ともに奮闘していた
・コスタの調子が良さそうに見えた
悪かったところ
・監督不在(おっさん、禁煙してくれ。)
・陣形のゆがみ
・前線での不用意なボールロストが目立った(特にイグアインとロナウド)
・流れの中でゴールを生むことができなかった
前半のコーナーキックから生まれた、キエッリーニのオウンゴールのようなゴールで逃げ切れて助かったなって感じでした。長年のCBの経験が逆にストライカーとしての勘を知らずに鍛え上げていたのかなっていうくらいの技アリゴールだったかと思います(笑)昨季も1点決めてますが、今季はもう少し、キエッロのドラミングが観れるかな。楽しみです。
しかし、開幕戦で観れたのは残念ながら明るい材料だけではなかった。まずは、Whoscored.comより引用したこちらの画像を見て頂きたい。
この平均ポジションで明らかなのはイグアインとロナウド、マテュイディとAサンドロのプレーエリアがほぼ被ってるということだ。ことの発端はロナウドが左サイドを放棄し、中央に絞り始めたことだと思うのでマテュイディとAサンドロに関してはロナウドの中絞りに釣られた形で左サイドを埋めた結果、平均ポジションが被ったと見ていいだろう。
実際、試合を観ていても全体的に窮屈な感じが否めなかったし、アッレグリは攻めるときはワイドに布陣を敷いて右に左にボールを動かしてチャンスを窺うスタイルだったので余計こじんまりとした印象を強く受けた。ポゼッションと三角形の配置からなるパスコースには密接な関係があると言われているのに、選手と選手が被っているようではサッリが追及するフットボールの浸透はまだまだと評価せざるを得ないように感じる。
ポゼッションを重視するグアルディオラ率いるマンチェスター・シティの平均ポジションを見てみよう。
アグエロ(10番)とデブライネ(17番)が近いのは被っているというよりも、そもそもJuveの433と違い4231のトップ下を採用している点でFWとそのトップ下が近い関係にあると考えられる。やはりJuveとの違いは両ウィングであろう。マンCはスターリングとベルナルド・シウバがきっちりとサイドに張って幅を取っているのが分かる。
今後、このJuveの配置的な歪みは改善されていくのか特に注目していきたい。