Supercoppa Italiana 2018 Juventus VS A.C Milan
◇はじめに
本日の深夜、日本時間の日付でいうと1/17(木)AM2:30キックオフでサウジアラビアにてスーペルカップ・イタリアーナが開催される。通常、前年のセリエAとコッパ・イタリアの王者同士が対戦する1発勝負の大会であるが、前年度はセリエA、コッパ・イタリアともにJuveが優勝しているため、コッパ・イタリアの準優勝チーム、A.Cミランとの一戦になる。
Juveは国内無敵と思われがちだが、このスーパーカップのタイトルはここ2シーズン落としている。(一昨年はミラン、昨年はラツィオに敗れている。) また、Juveとミランはスーパーカップを両者ともに7回勝利しており最多記録である。今宵の一戦でスーパーカップ優勝回数が単独首位になるチームが生まれるのである!
◆見どころ!
・どうなるイグアイン⁉
・帰ってきたカンセロ
◇スターティングメンバー
・予想
イタリア・スーパーカップ対ACミランスタメン予想。0トップ採用の4-3-3。ただロナウドとDコスタが裏抜けできるかというと微妙なところ、、、
— Arrow (@bianconeroshiro) January 16, 2019
カンセロは復帰したばかりなのでスタメンはないかな。久しぶりにベンタンクールみたい⚽ pic.twitter.com/rwdLTZqDUF
・スタメン発表
📝 #スーペルコッパ スタメンはこの11人👇#JuveMilan #ForzaJuve pic.twitter.com/NbmgkWndRV
— JuventusFC (@juventusfcjp) January 16, 2019
ほぼ予想どおりのスタメンでした。ただカンセロがスタメンで出てくるのは予想外だった。怪我明けとか関係なく実戦投入をしてきたアッレグリ。
◆結果
◇感想
まずはタイトル獲得!!!!おめでとうございます!!!
試合内容とは関係ないけど、サウジアラビアの女性がスタジアムで応援できるようになったらしくカメラに抜かれた人たちが楽しそうに観戦していたのは見ていて温かい気持ちになりました。ほぼ超満員で1発勝負とはいえタイトルがかかる試合にふさわしい雰囲気だったんじゃないかと。
ミランは立ち上がりこそ縦パスを入れてシンプルに攻める形を取っていたものの、それ以降は基本的に9人で引いて守り前線にクトローネだけ残しカウンターという戦術を取っていた。これにJuveは手を焼いた。
このあとJuveは逆サイドまで運びカンセロの個人技で3人のディフェンダーを引き寄せフリーになったD・コスタへ渡りシュートを放つも惜しくも外れる。
16分にも、Juveは右サイドのカンセロがDコスタに縦パスを入れ、自らはハーフスペースをインナーラップしてシュートまで持ち込むも惜しくも枠外。
それ以降もJuveは右サイドのD・コスタ、カンセロを中心にクロスなどを入れるもミランのDF陣が弾き返す展開が続く。
30分にはミランのコーナーから超ロングカウンターで攻め込むもキエッリーニのシュートは見事にホームラン(笑)いや~、シュートは外れたけどキエッロのあの60~70m級のダッシュは評価したい(笑)
その3分後にも右のハーフスペースからボールを受けたD・コスタがカットインから決定的なパスをマテュイディに送るも、ミランのオフサイドトラップに引っかかる。後半にも似たような状況でマテュイディがオフサイドトラップに引っかかっていたのでこれはミランのカットイン対策と言えるかもしれない。
ACミランのカットイン対策?カットインを合図に最終ラインをぐっと押し上げてラストパスやシュートの詰めに対応しているように見える。こういうのもガットゥーゾの教えなのかな。#JuventusMilan #Gattuso pic.twitter.com/AytMkdA2dW
— Arrow (@bianconeroshiro) January 17, 2019
43分には左のハーフスペースで楔を受けたマテュイディがD・コスタに落としファーサイドに待ち受けていたロナウドへ良いクロスが放り込まれるもこれも惜しくも枠の外。
前半はミランがしっかりと守備ブロックを作り、Juveがなかなか崩せない展開が続いた。その中でもカンセロやD・コスタなどは持ち味の個人技で何度かサイドから打開するシーンはあった。
一方はミランは新加入のパケタが高い足元の技術とカウンター時のオフザボールの動きが良く、将来が期待できる選手だなあと。ミランは一方的に守っていたというわけでもなくカウンターや縦パスから何度かチャンスを作っていた印象の前半だった。
お互い選手交代やシステムの動きは見られないまま後半が始まると、47分にカウンターから始まったミランの攻撃でチャルハノールが絶妙なポジショニングでボールを受けて潰されるも、こぼれ球をクトローネが回収し強烈なシュートを放つがJuveはバーに救われる。
49分にもカウンターからゴール前で3v2の状況を作ったミランだったがJuveが少ないDFでなんとかやり過ごす。55分にもカンセロが自陣の比較的低い位置でクトローネのハイプレスからボールを奪われヒヤリとするシーンも。クトローネはカウンターの起点になってボールを受けたり前線でプレスかけれるのも良いなあと思いました。
そして61分、ついに試合の均衡がCR7によって破られる。左サイドのハーフスペースでマテュイディとA・サンドロがタメを作り、相手のラインを押し下げたあとフリーでピアニッチがボールを受けるとDF陣の頭を超え、GKの前に落ちるような美しい縦のクロスが放り込まれオフサイドぎりぎりで飛び出したロナウドがヘッドで流し込む。
実を言うと飛び出しがかなり早かったのでオフサイドだろと思って見てたのであまりテンションが上がらなかったがVARで観るとその達人のような飛び出しに鳥肌が立った。
時間帯も素晴らしかったですよね。前半立ち上がりから得点シーンまではミラン優勢というか流れがミラン側にあったのでその流れをぶった切る素晴らしいゴールでした。
65分にピアニッチOUTでエムレジャンIN。アッレグリはたびたびこの交代カードを切りますよね。
67分には中央からディバラが楔をつなぎワンツーでシュートを決めるも、これは明らかなオフサイド。
そして70分、いろいろと話題に上がっているイグアインがカスティジェホと代わって投入。さらにパケタに代わってボリーニ。
しかし、72分ミランのケシエが過ちを犯してしまう......かなりアフター気味でエムレジャンの足を踏みつけたケシエは最初イエローを提示されるも、VARでその悪質性?が確認されレッドカードに変更され1発退場。
その後ミランはクトローネとイグアインを前線に残し、4-3-2の布陣で守備陣形を敷くも、5-4-1で守っていたときと比べるとどうしてもスカスカだった。
強いて言えば前線に2枚残すミランに対してJuveの追加点が見たかったですねえ。私は退場者が出る試合はめちゃくちゃ嫌いなのでケシエが退場してからは少し興ざめしてしまい、あまり楽しめませんでした(笑)
86分にはボックスで受けたコンティがジャンに潰されるもノーファウル。あれノーファウルは少しラッキーかなと思ってしまいました(汗)ダイブっぽくも見えるけど
94分には珍しくディバラが「お兄ちゃんイングランドに行かないで~」と言わんばかりにイグアインに抱き着きイエローをもらってしまう(笑)あそこまでがっつりディバラがいくのも珍しい、、、しかもイグアイン相手に(笑)
最後はJuveがボールをコントロールし、3年ぶり8回目のスーペルコッパ・イタリアのタイトルを獲得!
退場者が出てからはやや白けてしまいましたが、それまではなかなか点が入らずわりと拮抗した勝負で観ていて楽しかったです。パケタはこれからも要注目の選手だと思います。
いよいよ来週からはセリエAの後半戦が開幕ですからそちらも目が離せません!
ではでは、読んでいただきありがとうございました。