セリエA 第15節 ユーべ対インテル レビュー

 

◆概要

 日本時間の12月8日(土)明朝4:30キックオフのイタリア・ダービー。王者ユヴェントスはホームでインテルを迎え撃つ。CLのグループステージで今シーズン初の敗北を味わってから4戦4勝、全てクリーンシート。CL決勝トーナメントの切符を得た状態で迎えるインテル戦。一方インテルは、ここ5試合は1勝2分2敗と今一つ結果を残せていない。ユーべと違ってCL決勝トーナメント出場権もグループステージ最終節までもつれこんでいる。インテルとしてはここが今シーズンの一つの山場と言えそうだ。

 

1.イタリア・ダービーとは

 イタリア・ダービーはユニホームに「ラ・ステラ(セリエAを10回優勝するたびにユニホームに付けられる星型の刺繍)」がついたチーム同士の初マッチだったからといった理由で、1967年にイタリアのGianni Breraというスポーツジャーナリストがユーべ対インテルの試合をイタリア・ダービーと名付けたというのが通説だ。

記録上のユーべ対インテルの初めての対戦は1909年の11月14日まで遡り、実に100年以上の歴史を誇る伝統の一戦である。

 

2.Arrow’s 見どころ!

・ディバラとイカルディ~同世代のアルゼンチンアタッカー~

 今季のディバラをアタッカーと呼んでいいのかはさておき、11月にあったメキシコとの親善試合で二人は同じ試合で代表初ゴールを上げている。タイプは違えど両選手の活躍ぶりで試合の内容はずいぶんと変わってくるだろう。キエッリーニボヌッチ頼んだぞ!

 数字でみると、典型的な9番の仕事を担うストライカーのイカルディは今季16試合(1310分間)出場して11ゴール2アシストの活躍

(ゴール数+アシスト数)÷出場時間min×90minという計算式で算出するとおよそ1試合(90分)に0.89ゴールを生んでいる計算だ。ちなみにユーべのロナウドは今季、18試合(1549分)出場して11ゴール6アシストなので、1試合あたり0.99ゴールを生み出している。

 ユーべの伝統の10番を背負うディバラは今季は高いユーティリティ性を発揮し、主戦場は右サイドとしながらも試合中は中央や左サイドにも流れ中盤から前線まで広いをエリアをコントロールする。今シーズンの公式戦は16試合(1205分間)出場して6ゴール1アシストと、得点シーンではまずまずの成績だ。

 個人的にはキエッリーニボヌッチイカルディにいかに仕事をさせないかが鍵となってくると思う。逆にディバラはDF間のギャップによって生まれるスペースを掴みどころのないポジショニングでボールに絡みゲームを組み立てていけばチャンスを演出できそう。インテル側はどういう風にディバラに対応するか注目である。

 

ロシアW杯ファイナリストが両チーム合わせて4名いたり、PKの名手同士のロナウドハンダノビッチとかも見てみたい気もするし、見どころはたくさんありそうです!

 

◇スターティングメンバー

・予想(12月6日時点)

 

 GKがなぜかペリンになってるけど、シュチェスニーの間違いです(笑)ただ前日のアッレグリの記者会見によるとベンタンクールが腰を痛めてるらしく、彼の出場が困難な場合はシステムからいじるみたいです。

 

スターティングメンバー発表

 

 今回は予想通りのスタメンでしたね。これが現時点のベストなメンバーだと思う。 

 

◆感想

更新がだいぶ遅くなってしまったー。ので試合展開のパートがカット✂

前半はインテルがボールを保持する展開であまり大きく動く感じではなかったけどディバラあたりが積極的に1.5~2列目から飛び出ししてクロスに合わせてヘディングシュートしてたのは印象的だったかな。1本目のヘディングシュートは飛び出しからだったからいいかなと思ったけど、2本目はたしか中で待ち受けているターゲットになって違和感あったけど。そこはロナウドマンジュキッチじゃないのかと。

全体的にロナウドがいつもより下がりぎみだった気がしますね。基本的には前にいてほしい存在。中盤とかに下りてきて動き回る役目はもっとディバラに任せてよかったのではと思った。そのせいかロナウドとディバラが空気な時間がとてつもなく長く感じる試合ではあった。

ホームの加護というべきか、前半はポストに救われたシーンはめちゃくちゃドキドキしましたね(笑)あれ決まってたらすごいイヤな展開になってただろうな。

後半入っても相変わらず、ロナウドとディバラはわりと空気だったけど、攻撃面はカンセロ、守備面はキエッリーニボヌッチがしっかりイカルディを封じてましたね。イカルディシュート0本らしいですからね!すごすぎ!

そしてここ一番で仕事してくれるマンジュキッチ兄貴!本当頼もしいですよね~。カンセロのアシストも素晴らしかったです。カンセロにロングボール入れたのは誰だったかな。ボヌッチ?スカパーはとくに録画してるわけではないので見直せないのがツラい。

試合終盤の終わらせ方はヘタクソな中学生みたいにボカスカ蹴りまくってて笑いました(笑)繋ぐ気0でとにかく蹴る!終わらせてやる!みたいな空気感が面白かった。勝ちにこだわる試合で1点しかリードないので大事だと思いますけどね! 

ダービーにしてはやや大人しい試合だったような気もするけど、お互いCLグループステージ最終節を残してるという背景もあって仕方がないのかなとは思います。ある意味そこらへんは主審が荒れないようにうまくコントロールしてたかもしれません。開始6分にイエロー出してたし(笑)

今年残りの試合も4試合ですかね?ヤングボーイズ、トリノ、ローマ、サンプドリア

楽しみです。特にヤングボーイズ戦はきっちり勝利を納めて、17日のCL決勝トーナメントの抽選会を楽しみたいですな