セリエA第19節 Juventus 対 UC Sampdoria 

◇結果

Juventusー UC Sampdoria 2-2 2-1

2分 ディバラ→C・ロナウド

33分 クアリャレッラ(PK)

65分 C・ロナウド(PK)

92分 サポナーラ

 

 

◆感想

明けましておめでとうございます。年明け1発目の記事が昨年最後の試合という、時代のペースに遅れているArrowです。12月29日のサンプドリア戦をいまさら振り返っていきたいと思います。

・前半2分のゴールシーン

試合開始早々2分、右サイドのディバラロナウドの足元にピタリとつける精度の高いサイドチェンジパスを送り、ロナウドは緩急を活かしたカットインからマークを外し、そのまま右足でファーサイドへシュート!ボールは強い縦回転がかかったドライブシュートでGKの目の前で跳ねる難しい軌道を描き、そのままゴールに突き刺さった。

2試合連続でいきなり先制するといったJuveらしからぬスタート。じっくり1点取ってじっくり守るイメージが個人的には強いです(笑)

・前半のシステム

最終ラインがセンターラインにあるときは、基本両サイドバック張らせて、ルガーニ、キエッリーニが残り2-4-4、2-5-3の形でビルドアップ。普段の試合と比べて前線にかなり枚数を割くなーという印象。

基本形はおそらく4-1-2-3。アンカーがピアニッチ、トップ下にマテュイディ、ジャンで中盤が逆三角形になってたのも印象的。ただジャンの存在が試合を通して悪い方に目立ってたかなと。安易にボール取られたりしてたのが気になりました。

ユーべのプレスは前半は比較的ハイプレスで、攻めはサイドからクロスを上げるのを主流に、前半22~23分にかけてはキエッリーニがタッチが大きくなったクアリャレッラからボールを奪取しそのまま楔を当て自ら駆け上がって攻撃参加するプレーは圧巻でした。結局、ディバラのシュートは惜しくも外れてしまいましたが右、左に振ってスペースの空いたバイタルエリアにディバラが走り込んでシュートというのは今後も崩しの形にしてほしいですね。

 

・ハラハラドキドキお楽しみVAR砲第1弾

本日のお楽しみVAR第1弾により、33分ごろにPKを獲得したサンプドリアはエースストライカーのクアリャレッラが冷静に決め、試合を振り出しに戻す。これで出場試合9試合連続ゴールだそうな。すげーーー。個人的にはVARからの判定自体にはなんの不服もない。結局、この判例を基にその試合以降に似たようなハンドがあったときに笛を鳴らしてくれればなんら問題はない。

VAR判定に移るまで少し間があったのは気になるので今後はVARだろうが巻き戻しが効かない時間制限は設けるべきじゃないかなとは思う。

 

・後半のシステム

後半は、65分にPKでロナウドが追加点を取ると、すぐさまマンジュキッチを下げ、ベルナルデスキを投入。守備に枚数を割く、4-2-3-1のシステムでゲームをコントロールしているように見えた。ピアニッチとジャンがアンカーポジションをカバーして、サイドハーフになんとマテュイディ右にベルナルデスキ、トップ下の司令塔ポジションにディバラ。

しっかりとブロックを形成するJuveのディフェンスに対して何度かクアリャレッラが惜しいシュートを放つもゴールには至らず。試合終了10分前には代理で左に入ってくれていたマテュイディの代わりにD・コスタの投入。

 

・お楽しみVAR第2弾

特に盛り上がる場面もなく(←おい)、試合が終わるかと思った92分。ペリンのパスなんだかクリアなんだか中途半端なボールを回収した途中出場のサポナーラが劇的な同点ゴール!!!.......のはずが

本日3度目のVARにより直前のプレーでサポナーラの戻りオフサイドが確認されゴール取り消し(笑)しかも、ゴールセレブレーションでユニを脱いだサポナーラのイエローは取り消されないという(笑)結果だけ見ると、ゴールを取り消されたうえにイエローをもらうという正に泣きっ面に蜂状態のサポナーラ。敵ながらかわいそうだなと思いました。良いお年をサポナーラ。今年はきっといいことあるよ。

 

 

とまあ、VARがかなり目立つ試合となってしまいましたね。これを機に少しVARの制度というか運用方法について改善すべきじゃないかなと思います。特に巻き戻しが効く時間制限はぜったい設けるべきだと思います。1~2分や直前のプレーならまだしも、数分前に流れたプレーを「やっぱダメーーー」、「はい、ゴール取り消しです」はあまりにも白けると思うのです。

VARの話はさておき、これでとうとう18/19セリエAは一周まわって前半戦が終了しましたね!このまま無敗を維持して目指せ8連覇!2019年のJuveにも幸あれ~ 

ではでは