セリエA 第12節 Juventus VS. AC Milan

◇結果

 

Juventus(H) ー AC Milan(A)

1-0

 

77min イグアインディバラ   -0

 

 

◆スタメン

GK シュチェスニー

DF クアドラードボヌッチ、デリフト、アレックス・サンドロ

MF ベンタクール、ピアニッチマテュイディ、ベルナルデスキ

FW イグアインロナウド

 

太字は前回の試合から引き続きのスターティング選手。

 

 

交代

55min ディバラ IN ロナウド OUT

61min ドウグラス・コスタ IN ベルナルデスキ OUT

70min ラビオ IN マテュイディ負傷交代) OUT

 

 

寸評

前回のCL第4節のLokomotiv(Away)戦よりまた大幅にメンバーの入れ替えを図ったて来たサッリ監督。中心軸のシュチェスニーボヌッチピアニッチロナウドイグアインの5名以外は入れ替えとなった。

これまでと同様にトップ下に汗かき役のベルナルデスキを配置し4312の陣形を構えてきたJuveに対して、AC Milanはほとんどの時間帯で4321の、いわゆるクリスマスツリー型の配置だった。守備時のセットはストライカーである、ピョンテクを1枚残し、残りの9名で432の布陣で守っていた。

特に前半の立ち上がりはAC Milan側のハイプレスがかなり印象的で、実際にJuveは自陣でボールを失って危険な状況に陥った場面がいくつかあった。その後、AC Milanはカウンターを軸に何度か惜しい場面を作るもシュチェスニーのナイスセーブなどによって防がれる。

Juve側の守備で目立ったのは、なるべく敵陣でボールを奪う姿勢だろうか。全体的に陣形をコンパクトに保ちつつ、相手のSB陣(LSBテオ・エルナンデス、RSBコンティ)にはベンタンクール、マテュイディを当てるといった動きがよく見られた。特にJuveからみて右サイドのベンタンクールとテオ・エルナンデスのマッチアップは多く、ベンタンクールは良い仕事をしていたように感じる。

試合は結局後半の77分までスコアレスで進行するものの、2試合連続で途中交代となったロナウドの代わりに投入されたディバラが狭い中央のスペースを仲間との連携で突破し、珍しく右足でのゴールで先制点をもぎ取り、それがそのまま決勝点となった。

全体的にAC Milanのポジティブ・トランジションを軸に両チームの攻守の駆け引きとシュチェスニーの好セーブが目立った面白い試合だった。

 

 

◇感想

途中出場のLa Joyaの一発が決勝点に!

シュチェスニーの好セーブも光り、

リーグ戦2試合連続クリーンシート!

 

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シュチェスニー好セーブ連発ありがとう!たまには写真を使ってあげたいよね

 

・グラッチェ、シュチェスニー

アリアンツ・スタジアムが完成してから一度もAC Milan相手にホームで負けてないとは言え、なかなか手こずりましたね~。パケタだかのヘディングシュートとかなかなか良いコース飛んでたのもあったし、被枠内シュートを7本打たれて1本もゴールラインを通さなかったのはなんとも頼もしいですな。

シュチェスニーは偉大なGKの跡継ぎとして昨シーズン、今シーズンと1stチョイスとしてゴールを守ってくれていますがTwitterとか見てても批判的な意見をほとんど見ないです。これって本当にすごいことだと思うんですよね。インタビューとかでも冗談交じりで自分が世界一だって言えちゃうくらい余裕もあります(笑)

国内リーグはブッフォンシュチェスニーでGKのポジションを回してる節がありますが、CLはシュチェスニーに限定されているので今後ますます頼りになるシーンが増えてくるかと思うので期待ですね!

 

ロナウドの交代で入ったディバラが決勝点!

ディバラがAC Milan相手に通算8点目となるゴール*1でチームを勝利に導いた。アシストがついたイグアインは3試合連続アシストとなり、やや低調でゴールを生むことができなかったロナウドは3試合ノーゴールとなった。このことから現在のJuveの2トップのスタメン争いになにか新たな風が吹き込むそんな予感がでてきた。事実上のスタメン確約状態となっていたロナウドだが、残り1枠を争うアルゼンチン人アタッカーがここにきて両者ともに好調だからである。これについては別記事でデータも交えつつ語りたいと思う。

 

・途中帰宅?のロナウド

特にロナウドは2試合連続の途中交代となり、今回は3枚の交代カードの内最も早い55分での交代となった。しかもベンチに寄ることなくそのままロッカールームに下がった(一説によるとそのまま帰宅したとさえ言われている)のだから、プロとしての正しい行動とは言えない。実際、似たようなシチュエーションで昨年ディバラも途中帰宅しており、後日、全体練習前にチームメイトに謝罪をした。たしか罰金などはなかったような気がするが、謝罪はしたのを覚えている。

プロのアスリートなら誰しも調子の悪いときはある、魔が差して誤った行動を取ってしまうこともあるだろう。しかし、そのあとの行動が大事のように思える。サッカーは一人でやるスポーツではない。何回バロンドールを受賞しようが、一人のプロとしての態度を示してほしいものである。キャプテンボヌッチ穏便に頼んだぞ!

 

・おわりに

またまた、お時間かかってしまいましたがなんとか更新。ブログやってると代表ウィークが良い休憩というか間になってくれますね。また、DAZNで配信予定の日本時間11/23(土)23:00キックオフ予定のAtlanta(Away)戦の前にも、『Juventusの2トップにおけるポジション争い』についてとりあげた記事を1本投稿するつもりですので何卒よろしくです。ではでは

*1:Transfermarkt調べ。パレルモ時代の2得点含む