UEFA Champions League Round 16 Juventus VS AFC Ajax 2nd leg

◇結果

Juventus(H) ー AFC Ajax (A)

1 ー 2

 

28min ピアニッチ(CK)→ロナウド 1-0

ロナウドファーサイドからAjaxゴールから離れるような走行ルートで完全にマーク担当のデリフトを置き去りにし、ピアニッチからのCKをヘディングで合わせ先制。 

 

34min ツィエク→ファン・デ・ベーク 1-1

Juve陣内右サイドでシンクフラーフェン(LSB)のクロスをベルナルデスキがブロック。そのディフレクションをツィエクが回収し、ミドルシュートを放つも前線に残っていたファン・デ・ベークが足元に収めてゴールの右隅にシュートを決める。この際オフサイドのようにも見えたが、右サイドで対応していたベルナルデスキがラインを上げ切れていなかった。

 

67min シェーネ(CK)→デリフト 1-2

⇒マーク担当はおそらく、ルガーニがデリフト。Aサンドロブリントだったかと思われるが、ブリントがルガーニに張り付きスクリーンプレイ*1のような形で妨害。デリフトがそのままルガーニ、Aサンドロの上から頭で叩きこむ。

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Juve、散る

◆感想

 

老貴婦人、復活の若き古豪に逆転負け。無念のCL敗退。

今年のCLも終わってしまいましたね、、、昨年と同様に準決勝に駒を進めることができずベスト8での敗退になりました。正直なところ今季はロナウド加入もあり、マスコミやメディアからJuveの下馬評が異常に膨れ上がっているのに対して毎試合Juveの試合を観ていた身としてはどこかぎこちなさが残り続けたシーズンだったので敗退が決まっても、『そうだよなぁ、、、』っていう印象が強かったです。

アヤックスのサッカーも素晴らしかったし、特に不可解な判定などもなかったため納得の敗退でした。去年のCL敗退のほうが2週間くらい納得いかない期間が続きましたね(笑)

 

試合内容で言えば前半終了まではすごく良かったと思います。特に先発したディバラデヨング対策としてほぼ付きっ切りのマンマークさせたのは良かったと思います。このおかげで明らかにアヤックス側はボールの循環が悪くなったように見えました。実際それはポゼッション率にも表れていて、1st legのときはJuveがわずか38.9%Ajaxが61.1%だったのに対して2nd legではJuveが47.2%Ajaxは52.8%でした。1st legと比較しておよそ10%近くのポゼッション率を取り返しています

また、もっとミクロの視点で観ると、前半終了時のデヨングのパス本数は(1st leg:54本⇒2nd leg:28本)とほぼ半減しています。

得点シーンも、事前に打ち合わせした作戦なのか、はたまたロナウドのアイディアでデリフトのマークを振り払ったかは定かではないがロナウドの決定力を存分に活かしたゴールだったなと。しかし、直後に事故的な失点ですぐ追いつかれてしまう。

そんなこんなでデヨング対策として頑張ってくれていたディバラなんですが、後半開始時には負傷交代?で姿を消しました、、、

 

後半は徐々にAjaxペースに戻って何度か絶体絶命のピンチも迎えましたが、シュチェスニーの神セーブピアニッチの神ブロックでなんとか一命を取り留める。いや~、シュチェスニーは本当によく守りましたね(笑)片手でツィエクのシュートブロックしたときは震えましたよ(笑)

しかし、押せ押せのムードにトドメを入れてきたのは19歳キャプテン、デリフトロナウドに取られた先制点の責任を取るかのような豪快なヘッダー。正直ここはもう、技術云々より素直にデリフトを褒めたいなと。押せ押せのサッカーで築き上げた幾度もなく訪れたチャンスの総結集というか、今までJuveが耐えてきた一つ一つのチャンスをこの1点に集約させてきた感がすごかった(笑)19歳でこの強心臓、あっぱれ!熱盛!スタンディングオベーション!!!(お願いだからJuveきて、、、)

 

最後は取り乱してしまいましたが以下リアタイ感想。

・前半終了時

 

・同点弾を受けて

 

・タディッチの想像力あふれるポストプレーについて

 

・逆転弾をぶちこまれて

 

 

以上。とりあえずスクデット取ろう。そしてまた来年挑戦しよう。

Forza Juve!! FINO ALLA FINE

*1:主にバスケットボールで用いられる用語。相手の前に立ちはだかり動きを制限するプレイ