UEFA Champions League Round 16 Juventus VS AFC Ajax 1st leg

 プレビューはこちらからどうぞ!

arrow-bianconero.hatenablog.com

 

◇結果

Juventus(A) ー AFC Ajax (H)

1 ー 1

 45min カンセロ→ロナウド  1-0

ミドルサードベンタンクールのドリブル突破が起点となり、ロナウドからカンセロへと右サイドに繋ぐ。そのまま起点となったベンタンクールがボックス内に豪快なダイアゴナルランデ・リフトを釣り出し、ボックス内中央で完全フリーになったロナウドがカンセロのアーリークロスに頭で合わせ先制。

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必殺仕事人、ここに見参!

 

46min(後半) ネレス 1-1

先制ゴールをアシストしたカンセロが相手のロングボール処理をミスり、ネレスにボールを奪取される。そのまま単独のドリブル突破からゴール。

 

◆スターティングメンバー

・Juventus

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基本形は433。最近予想外れまくりだ(笑)

交代

60min ドウグラス・コスタ IN マンジュキッチ OUT

75min ディバラ IN マテュイディ OUT(負傷交代)

92min ケディラ IN ベルナルデスキ OUT

 

プレビューでの予想したWGを採用した3-4-1-2はあえなくハズレました(笑)残念。メンバーも右SBはデ・シリオかなーと思ったのですがカンセロでしたね~。 

AFC Ajax

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こちらは予想通り4-2-3-1。

交代

75min エッケレンカンプ(CLデビュー) IN シェーネ OUT 

こちらは予想通りの4231でした。右SBは累積警告で出場停止のマズラウィの代わりにクリステンセンではなくフェルトマン

 

◆考察

・ハーフスペースの攻防について

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画像①7分ごろのシーン

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画像②9分ごろのシーン

画像①ではJuve陣内の右サイド、②ではJuve陣内の左サイドでの守備時の局面を切り取ってみた。外側のレーンにボールがあるときは近いほうのウィングを一枚下ろしているように見える。(サイドならベルナルデスキサイドならマンジュキッチ

そして二重線で繋がれているユニットはJuveの3枚のMF陣を示す。右からベンタンクールピアニッチマテュイディである。これを見るとアヤックスがサイドにボールをもったときはこの3人のユニットのスライドで対応し、守備に厚みを持たせていたように感じた。そして画像を見る限り外側にレーンでアヤックスにボールを持たれたときは、人に対してつく、マンマークをしているのが分かる。

これは外側のレーンからひとつ内側のハーフスペースのレーンを利用されないために取ったJuve側の守備戦術なのかなと思いました。

前半はツィエク(#22)が積極的にシュートを打っていましたが、すべてボックス外からのミドルシュートということで守備が崩れたというわけではないので個人的にはあまり不安要素にはなりませんでした。もちろん1本はシュチェスニーの素晴らしいセーブによって防ぐことははできたのですが、ハーフスペースを警戒するとどうしてもそちらに人員を割くのでミドルを打たれるのはある程度仕方ないのかなと思いました。

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画像③26分ごろ

画像③を見て分かる通り、相手が外側のレーンから内側に侵入しようとするときは、かなりコンパクトに守備陣形をまとめてハーフスペースを消しているのが分かる。

 

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画像④ 35分ごろ

画像④ではボール保持者に対してマテュイディがプレスをかけ、ピアニッチボヌッチ、サンドロ縦に並びでスペースを消し絶対に内側にパスを通させない意図が見える。

 

かなり攻められたような印象が強かったかもしれないが、前半はボックス内で打たれたシュートは1本です。24分ごろのデ・ベークのシュートのみである。しかし、このシーンも「完璧」に崩されたというよりも対応できるDFはいたので、危ない場面ではあったがよく守っていたと思う。

アヤックスは後半はクロスなども織り交ぜながら、けっきょくは得意とするハーフスペースから崩そうとするもネレスの単独突破で得られたゴール以外の収穫は得られず。

結論としては、1試合を通してみてもアヤックスの得意とするハーフスペースの攻防に関して言えばJuveが制したと言ってもいいのではないかと。

 

◇感想

フットボール宗教戦争』前篇は痛み分けッ!

 

宗教戦争』なんて言葉使っちゃいましたけど、特に深い意味はないです(笑)。ただやはり、アヤックスは亡きヨハン・クライフのサッカーを継承してる点で言えば、Juveのサッカーとは少なからず対立する側面があるかな~と。感想は最近ちょっとした見出しから入ろうというのもあってこういう言葉を選ばさせて頂きました。

簡単に言えば、『ボールを保持して、美しく勝て』というのがヨハン・クライフ流。ポゼッション高めてガンガン攻めろや!みたいなサッカーなのかな(笑)。でもJuveのサッカーはそうじゃない。わりと古き良きイタリア風というか、『相手の良さを消す、ディフェンスありきのサッカー』かなと。お前らのやりたいことやらせねーぞ、でもウチはロナウドさんで1点取らせて勝たせてもらいます。こういう対立構造を生んでいるのかなと(笑)

選手個々で見ていくと、まず一番注目していたルガーニ!

TwitterのTLでは比較的辛辣な意見を見かけたけど、まっっっったくそうは思いませんね(笑)なにがダメだったのか具体的に教えてもらいたいレベルでよくやってくれたと思います。唯一、考察のところで触れた24分ごろのデ・ベークにシュートを打たれたシーン。あそこだけ振り切られた(と言ってもデ・ベークのトラップミスなんだけどね)のでヒヤっとしました。あとはずいぶん安定していたと思いますけどね~。欲を言えば、失点シーンでネレスのシュートをブロックしてカンセロの尻ぬぐいできてたら超絶イケメンだった。

 あとはベンタンクールピアニッチマテュイディの3人は、かなりいい仕事してましたね~。アヤックスの猛攻に耐えるために3アンカーぎみだったのかな?よくスライドして守備してたし、ボール保持するときはワイドに張ったりかなり走ってたんじゃないかなあ。特にベンタンクールは先制シーンでは起点にもなってデリフトを釣り出したり完璧な動きだった。それとたびたびあったデ・ヨングとの中盤対決もけっこうアツかったね。同い年ということもあって滾るものがあるんでしょうか(笑)

 

以下、リアタイ感想。

 

まずは13日に控えてる国内リーグのSPAL戦!ここきっちり勝ってスクデット獲得!

んでもって来週ホームでのアヤックスを万全の状態で迎え入れよう!!!

Forza Juve!!!!!!