セリエA 第18節 Juventus VS. Cagliari Calcio

※修正履歴

1/13:JuventusとCagliariのホーム&アウェイ表記が両方ともホームになっていたので修正しました。

◇結果

Juventus(H) ー Cagliari(A)

4-0

 

49min ロナウド ー0

67min ディバラ(PK獲得)→ロナウド(PK) -0

81min ロナウドイグアイン 3-0

82min ドウグラス・コスタロナウド 4-0 

  

◆スタメン

Juventus

GK シュチェスニー

DF クアドラードデミラルボヌッチアレックス・サンドロ

MF ラビオ、ピアニッチマテュイディラムジー

FW ディバラロナウド

太字は前回の公式戦から引き続きのスターティング選手。

 

交代

70min イグアイン IN ディバラ OUT

80min ドウグラス・コスタ IN ラムジー OUT

83min エムレ・ジャン IN マテュイディ OUT 

 

 

Cagliari

GK オルセン

DF カッチャトーレ、ヴァルキエヴィッツ、クラヴァン、ペッレグリーニ

MF ナンデス、チガリーニ、ログ、ナインゴラン、ジョアン・ペドロ

FW シメオネ

    

交代

61min パオロ・ファラゴ IN カッチャトーレ OUT

80min アルベルト・チェッリ IN シメオネ OUT

85min オリバ IN ガリーニ OUT 

 

◇試合展開

Juveは年明け前によく採用されていた4312で、今節はHDRのスタメンは起用はなく、ディバラロナウドの2トップにトップ下にラムジーとなった。一方Cagliariは、前線に今季好調の前線の左にジョアン・ペドロ中央にシメオネ右にナインゴランを配置した4321≒433のような基本陣形だった。

序盤のJuveは、今季一つの攻撃のパターンとして確立されつつあるRSBクアドラードやFWディバラとのコンビネーションを活かして右サイドから打開しようと何度か試みるも、Cagliariは中盤のスライドと右サイドのナインゴランを中盤まで下げることでスライド分のスペースをカバーする442のような形で対応(画像1参照)。

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画像1 7:40ごろのシーン

【チャンス】12分ごろには右サイド深くからラビオのクロスがあがりボックス内にいたラムジーがボレーで合わせるもマテュイディとポジションが重なってしまい不発。

【チャンス】34分には右サイドのピアニッチのCKから後方から勢いよく飛び込んだデミラルが頭で合わせるも、惜しくもバーに阻まれる

【ピンチ】40分にはマテュイディパスミスからCagliariはカウンターを仕掛け、最終的にナインゴランがシュートを放つも枠外。

【前半終了】前半はJuveはディバラなどを筆頭に前線からプレッシングがかなり効いていたように見えた。実際、Cagliari陣内でボールを取り返す場面が何度もあり、ほとんどの時間帯で敵陣でプレーしたものの、Cagliariの敷く442の守備セットに手こずった印象。ゴールは生まれず両者スコアレスで前半を終える。

【ゴール】後半開始直後の49分には、前半から効いてたディバラプレッシングからCagliariのCB間(クラヴァン→ヴァルキエヴィッツ)のパスミスを突いたロナウドインターセプトからそのまま単独でゴール

【ピンチ】59分には再びCagliariのカウンターから右サイドにいたナインゴランがクロスをあげ、シメオネがヘディングシュートを枠内に飛ばすも、シュチェスニーがナイスセーブ

【チャンス】62分ごろにディバラがボックスのすぐ外でFK獲得。枠内に飛ばすもオルセンが弾く。

【ゴール】66分ごろに、ボックスの右角から狭いエリアをドリブルで切り込んだディバラログの後ろからのタックルを誘いPK獲得ロナウドがPKを右に決めて追加点

【展開】ディバラが下がって、前線からの強度の高いプレッシングが減ったせいかCagliariがJuve陣内でボールを持つ時間が増える。

【ゴール】80分には、左サイドで受けたロナウドダイアゴナルランで裏に抜けたイグアインにシンプルにパスを供給。イグアインはクラヴァンと対峙しつつ、半身かわしてシュートを振り切りディフレクションにも助かりゴール。

【ゴール】直後の81分にはショートカウンターから途中出場のコスタが中央をドリブルで進みDFを引き付けると、最終的に左サイドに浮いたロナウドへパスを送る。角度の狭いなかアサイドにロナウドがシュートを打ちこみトリプレッタ

【試合終了】前半は耐え凌いだCagliariだったが、後半開始直後のミスから勢いをつけたJuveがそのまま大量得点を博し、ロナウドのトリプレッタ&1アシストの活躍で大勝。

 

◆感想

新年一発目の公式戦はクリーンシート勝利!!

ロナウドがトリプレッタ&1アシストと大爆発!!

 

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2020 starts like

ロナウドが新年早々大暴れ!

ロナウドはこれがセリエA初のハットトリック。通算では56回目。プレミア、リーガ、セリエAハットトリックを記録した史上2人目の選手となった。一人目はマンU所属のアレクシス・サンチェス

いや~、2020年早々にやってくれましたねこの男は!さすがとしか言いようのない活躍。筆者的にはJuveの現状の2トップ記事を書いたばかりで、そこでHDRに差はないなという結論づけた直後の3G1Aなので少し気まずい感じです(苦笑)しかし、トリプレッタ中2点はディバラが関与(プレッシングによるミス誘発とPK獲得)しているようなもんだし、イグアインもほぼ単独でゴール決めてるのでやはり3人はほぼほぼ同レベルの存在だとは思うんですよね。

 

・LSBペッレグリーニとクアドラードバチバチがアツい!

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イケメン、入荷しました

Juveに今季開幕前に加入して、即Cagliariにレンタルという形で武者修行に送り出されたルカ・ペッレグリーニ。前半は右サイドから攻める機会が多かったのでディバラやクアドラード相手に奮闘してましたし、マテュイディのクロスに対してあわやオウンゴールとなるヘディングでのクリアなど要所で目立っていました。後半には、クアドラードの股を鮮やかに抜き去るシーンもあり右サイドでの攻防は見ものでしたね(笑)しかしまだ、Juveのスタメンには及ばないかなという印象。3月で21歳になるペッレグリーニ。LSBとしてもう一歩成長してイケメン以外の個性を手に入れてほしいものです(謎の上から目線)

 

・おわりに

なにはともあれ、快勝できたのはナイスですね!次の公式戦はセリエA第19節アウェイでのRoma戦です。キックオフ日時は1/13(月)AM4:45でございます。DAZNでLive配信されるみたいです。

ローマは本格的に新時代への舵取りをしているみたいで、一生低迷してる某ミランと違って今季は素晴らしい戦績を残していてリーグ4位につけています。ちょっと試合は追えてないのでなんとも言えませんが、トップ下に抜擢されたロレンツォ・ペッレグリーニがどうやらかなりアツいらしいですね。楽しみです。