セリエA 第3節 Juventus VS. ACF Fiorentina
◇結果
Juventus (A) ー ACF Fiorentina (H)
0ー 0
◆スタメン
GK シュチェスニー
交代
8min ドウグラス・コスタ → ベルナルデスキ
44min ピアニッチ → ベンタンクール
寸評
スタメン11人は前節から変更なし。失礼、前節負傷したデ・シリオに代わってダニーロが先発以外は前節から変更なし。どうやらサッリの現時点での1st チョイスはほぼ現時点で固定のようだ。。そして、またしてもゲーム序盤で負傷による選手交代が起きてしまった。アップする時間がなかったとは言え、代わりに入ったベルナルデスキの低調なプレーが目立った。逆にベンタンクール、クアドラードはバックアップ要因以上の力を発揮していたように見えた。
◇感想
サッリ退院!!ベンチ入りを果たすも
苦い引き分け......
・スコアレスドローについて
終始かなーり苦しい試合展開でしたねえ。Juveは前節と同様にマテュイディとケディラ(特にマテュイディ)の酷使でなんとか完成度の低いサッカーを騙しだましでやっている印象が強かった。システム的、仕組み的な部分で前節と比較して大きく変わったところも特に見受けられなかった。(大丈夫なのかな、サッリ、、、)
対して、フィオレンティーナの方はキエーザと新加入のリベリーを軸に意図のある前線からのプレッシングがかなり効いていたような感じた。特にデリフトーシュチェスニー間、ダニーローシュチェスニー間でのパックパスのやり取りが狙われていた。実際、前半にはキエーザがシュチェスニーにハイプレスをかけクリアをブロックしてあわやそのままゴールというシーンさえあった。
決定機もおそらくフィオレンティーナのほうがより作っていたし、まさにフィオレンティーナからすれば『あとは決めるだけ』の内容なだけにJuveはよく勝ち点1もぎ取れたなという感想を受けましたね(笑)あの内容でよく負けなかったよ、、、
さすがリベリーと言ったところか、彼がボールを持つと明らかに違いを見せてくれた。特に左サイドのハーフスペースで持ったときは周りの連動もあり、縦に突破するのか、クロスを選択するのか、パスを選択するのか、内にカットインするのか、『なにをしてくるか分からない怖さ』が終始あり、左サイドはほぼ支配されていたと言っても過言ではなかった。後半で途中交代をしたときにはホームのサポーターから惜しみないスタンディングオベーションを送られていたのもすでに彼がファンの心を鷲掴みにしているなによりの証拠であろう。
また、背番号8のカストロヴィッリも中盤でタメを作ったり、時にはフリックなどでリズムを早めたり、広い視野とボールコントロールに長けた選手でとても印象的だった。97年生まれの22歳と比較的若いため、今後が楽しみな選手である。今季要注目の一人として挙げたい。イタリア代表にもすぐ招集されると思う。イタリア版エリクセンっぽい印象。
・次回の公式戦はアトレティコとのCLグループステージだが、、、
さて、フィオレンティーナ戦はほとんど良いところがなく、しかもスタメン3人を削られて(厳密には接触はいずれもなかった)終わったわけだがすでにCLのグループステージがもう目前に迫っている状況だ。現実は非情なりとは正にこの状況のことを言うのだろう。
3人が負傷退場したとは言え、不幸中の幸いと言うべきかCorriere dello Sportによると
ドウグラス・コスタ→大腿の右側の半膜様筋を中級(medio grado)損傷。15日後に再検査。
ダニーロ→不明。情報探っても出てこないあたり大丈夫なのかな
よってピアニッチはおそらくアトレティコ戦に間に合わせてくれるでしょう。残念ながら開幕から調子のよかったドウグラス・コスタは離脱みたいですが元気な状態でまた戻ってきてもらいたいですね。Forza Douglas Costa!!!