Coppa Italia Quarter Final Juventus VS. Atlanta BC

◇結果

    Juventus ー Atlanta BC

0 ー 3

37min カスターニュバイタルエリア付近でカンセロからボール奪取、そのまま中へ切り込んでシュート)

39min ドゥバン・サパタ(スクリーンプレイのような形でボックス内で受けたサパタがそのままルガーニを背負ったまま反転しシュート)

86min ドゥバン・サパタ(デシリオのシュチェスニーへのバックパスをカットしそのままゴール)

 

◇感想

簡易レビュー。

うーん、4連覇していたコッパ・イタリア敗退ですね...... まさかの敗戦というよりは、アタランタが相手ないのでイヤな予感がぷんぷんでした。サパタもすごい調子あげてきてたし.... そもそもピアニッチをなぜ先発から外したのか....

キエッリーニが27分で交代しCBがルガーニ&デシリオになった時点で不安感が半端なかった。試合の展開も前回のラツィオ戦と少し似ていて、なかなかチャンスを作らせてもらえない。またしても長い時間の間シュートを打つことすら許されなかったし、たしか、Juveの前半のシュート数はセットプレイからの2本だけだったみたい。

そして失点のタイミング。キエッリーニに代わったカンセロが出しどころに困り、そのままボールをカスターニュに奪われ中に切り込まれてゴール。

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アタランタ先制シーン。パスコース1本に対して必ず1人がケアしているのが分かる

上の画像を見て頂くと分かる通り、ボール保持者(カンセロ)に対して1枚、左からケディラ、ベンタンクール、ルガーニ、右手前にデシリオ。中盤と前線が間延びしてスペースがあるにもかかわらず誰も受けに来ない。本来は3FW(ロナウド、ディバラ、ベルナルデスキ)のうちの1枚が受けに来てほしいところか。また、ベンタンクールケディラの気の利かなさが目立った。本来マークされていれば、動きなおし、ポジションを取り直すべきなのに、ケディラとベンタンクールはカンセロをサポートしない。

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気が利かないケディラとベンタンクールのポジショニング

上のシーンは一枚目の直後のシーンであるが、ケディラ、ベンタンクール共にパスコースを完全に遮断されているのが分かる。完全に包囲されたカンセロはこの直後ボールを失い、Juveは先制される。

そして追加点のタイミングもイヤなものだった。先制されたわずか2分後に絶好調ドゥバン・サパタによる追加点。またしてもDFを背負った状態から半ば強引とも言える体勢からのゴール。Juveにもこういう重戦車タイプのFWが一枚欲しいなとつくづく思った次第です。ロナウドはパワーというよりは、ワンタッチシュート(嗅覚)とかDFと正対した状態からの駆け引きが上手い選手だし、マンジュキッチも空中戦とハードワーク(運動量&守備貢献)が売りの技巧派という印象が強い。相手DFを背負ったまま強引にいける純パワータイプのFWは今のJuveにはいないかなと。

そんなこんなでこれといった良いところもなく(投げやり)、試合終盤にはダメ押しの3失点目をくらい、試合終了。無得点で終えた試合というのは今季初だそうです。記憶に残る限りたぶん3失点も初。と色々不名誉な記録を更新してしまったわけですが、コパ・イタリアはもう終わったことなので、いよいよ2月から始まるCLの決勝トーナメント国内リーグ8連覇に向けて、選手たちには切り替えてほしいです!

 

ではでは